これから赤ちゃんを迎えるプレママにとって、ベビー用品を選ぶ時間はウキウキワクワクする瞬間ですよね。
その一方で、
「何を基準に選べばいいの?」
「これは本当に使えるものなの?」
と悩むこともあるはず。
そんな悩みのタネのひとつに赤ちゃん用シャンプーがあります。
シャンプーは肌に直接触れるものだからこそ、ママたちが心配になるのも当然です。
赤ちゃん用シャンプーと大人用シャンプーの違いを理解し、シャンプーを選ぶ際の基準を知っておきましょう!
美容師 田端
私が解説させていただきます!
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赤ちゃん用シャンプーと大人用シャンプーは違うの?
ドラッグストアや量販店に行けば、ベビー用品のコーナーに赤ちゃん用のシャンプーが置いてあります。
でもそもそも、赤ちゃん用シャンプーと大人用シャンプーって違いがあるんでしょうか?
なぜ同じものを使っちゃダメなのか?
私はそんな素朴な疑問を持ったことがあります。
結論、赤ちゃん用シャンプーと大人用シャンプーは違います!
デリケートな赤ちゃんのために作られているのが赤ちゃん用シャンプー。
これから生まれてくる赤ちゃんのために、肌や体のことをちゃんと考えて設計されているシャンプーを選んであげましょう。
赤ちゃん用シャンプーを使う理由
では、なぜわざわざ赤ちゃん用としてシャンプーを準備しなければいけないのでしょうか?
それにもちゃんとした理由があるからなんですよ。
理由を知ることで、どんなシャンプーにすればいいのか買い物の参考にしてくださいね。
赤ちゃんは汗っかき
赤ちゃんって体温が高くて汗っかきのイメージがありますよね。
じつは赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の半分程度しかないんだそうです!
それなのに、汗を分泌する汗腺の数は大人と同じ。
だから、大人に比べて新陳代謝が良い赤ちゃんは汗っかきなんですね。
汗でお尻や背中が荒れやすい赤ちゃんのために、やさしく汚れを洗い流してくれるシャンプーが必要だということですね!
赤ちゃんは乾燥肌
ママのお腹のなかにいるとき、赤ちゃんの肌は胎脂(たいし)という膜で保護されています。
胎脂は赤ちゃんの肌を乾燥などから守り、分娩のときは潤滑油としてスムーズな出産を助けてくれる役割があります。
生まれてすぐの赤ちゃんの肌が白っぽいのは、この胎脂の膜がついているからだったのですね。
そしてこの胎脂は、一般的に生まれてすぐに洗い流されます。
更に生後2~3ヶ月になると皮脂の分泌量が減り、赤ちゃんのお肌は乾燥しやすくなっていきます。
ママのお腹のなかとは違う環境で育っている赤ちゃんの肌は乾燥に弱く、専用のやさしいシャンプーで守ってあげる必要があるということですね!
ママのお風呂タイムは大忙し
赤ちゃんをお風呂に入れるのはとっても大仕事なんですよ。
首や腰がまだすわっていない赤ちゃんを丁寧に抱えて洗いながら、体が冷えないように気を配らなければいけないから。
赤ちゃんの汚れを落とすだけでなく、効率よくテキパキと動くスキルが求められます。
美容師 田端
そんなママのために優しい設計になっているのが赤ちゃん用シャンプー。
赤ちゃん用シャンプーの多くは、片手で押すことができ、泡の状態で出てくるようになっています。
ボトルも大きくて背が低いものが多く、安定感があります。
赤ちゃん用シャンプーなら、片手で赤ちゃんをいたわりつつ、もう一方の手でシャンプーを出してすぐに洗えるということですね!
また、赤ちゃん用シャンプーは「全身用」として、頭だけでなく体も一緒に洗えるものがたくさん販売されています。
全身を同じシャンプーで洗えるというのは、効率だけでなくお財布にもやさしい設計ですね。
赤ちゃん用シャンプーを選ぶときの3つのポイント
デリケートな赤ちゃんのために、赤ちゃん用のシャンプーが必要なのがわかったところで、実際どんなポイントを見て選べばいいのか?ぜひチェックしてほしい3つのポイントをまとめました。
美容師 田端
ポイント1:洗浄成分がやさしいもの
お肌が繊細な赤ちゃんのために洗浄力が強すぎないものを選びましょう。
大人用のシャンプーにはさまざまな種類がありますが、洗浄力が強いものが多いです。
大人の場合、ヘアワックスなど整髪料を使う方もいるので、髪の汚れを落とすためにある程度の洗浄力が大人用のシャンプーには求められます。
しかし、生まれて間もない赤ちゃんの髪に強い洗浄力は必要ありません。
洗浄力が強いと、赤ちゃんに必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。
赤ちゃんを乾燥から守るために、洗浄成分がやさしいものを選びましょう。
美容師 田端
実際に商品を手にとって見てほしいところはここ!
赤ちゃん用のシャンプーに多く使われていて、洗浄力がやさしい成分は、「アミノ酸の界面活性剤」と「両性界面活性剤」です。
反対に、大人用のシャンプーに使われていることが多い成分は、「高級アルコールの界面活性剤」や「石けんの界面活性剤」など。
成分表示の上から6番目くらいまでにアミノ酸の界面活性剤や両性界面活性剤の名前が多ければ、赤ちゃんにオススメの洗浄成分がやさしいシャンプーだと言えます。
洗浄成分例
・アミノ酸の界面活性剤(例)・・・ラウロイル、ココイル、ベタインなど
・両性界面活性剤(例)・・・アンホ、ベタインなど
・高級アルコールの界面活性剤(例)・・・ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムなど
・石けんの界面活性剤(例)・・・石けん素地、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなど
美容師 田端
これは肌に優しいだけではなくて、ヘアケア効果も高いので女性の方にもオススメです
逆に、洗浄力が強いのが高級アルコールの界面活性剤。
これは赤ちゃんだけではなく、大人も肌荒れの原因になったり、髪の毛にダメージを受けてしまうくらい刺激が強いんです。
洗浄力が強いシャンプーに関してはこちらで詳しく紹介していますのでチェックしてみてください。
洗浄力が強いシャンプーとは?特徴やデメリット・見分け方を紹介!
ポイント2:無添加のもの
大人用のシャンプーは使用感を良くするため、着色料や香料が多く含まれています。
大人にとっては心地よいバスタイムを演出してくれる成分でも、赤ちゃんには強い刺激になってしまいます。
だから、添加物が多く配合されているシャンプーは避けたほうがいいということですね。
見るべきところは洗浄成分と同じく、シャンプー容器の成分表。着色料や香料だけでなく、防腐剤の有無も忘れずにチェックしましょう。
防腐剤の代表的なものは、「パラベン」や「安息香酸塩」「フェノキシエタノール」など。
これら防腐剤もデリケートな赤ちゃんの肌には刺激があります。
ここ最近人気のオーガニックシャンプーも、天然の植物成分が配合されている低刺激のシャンプーです。
肌に優しくヘアケア効果も高いので赤ちゃんとシェアして使うこともオススメですよ。
オーガニックシャンプーについては、こちらで詳しく紹介しています↓↓
オーガニックシャンプーにはどんな効果があるのか?美容師が口コミ調査&検証しました!
失敗しないオーガニックシャンプーの選び方!注意したい5つのポイント!体験談
美容師 田端
シャンプーを選ぶ時は、価格ではなく配合刺されている成分をチェックしてみてください。
ポイント3:アレルギーテスト済みのもの
ドラッグストアに並んでいる赤ちゃん用シャンプーのなかに、「アレルギーテスト済み」と表記されているものを時々見かけます。
アレルギーテストは実際に人の肌につけて行われるので、そのテストをクリアしたシャンプーだと思うとちょっと手にとってみたくなります。
それほど多く市場に出回っているわけではないのですが、赤ちゃんのアレルギーが気になる方は探してみてくださいね!
美容師 田端
アレルギーテスト済みのシャンプーは間違いなく低刺激でオススメです!
これから赤ちゃんを迎えるママにオススメするシャンプー
デリケートな赤ちゃんにオススメする赤ちゃん用シャンプーのポイントをまとめます。
これから赤ちゃんを迎えるママは以下の点をチェックしてシャンプーを選びましょう。
・洗浄力がやさしいもの
以下の成分が多く配合されているもの
アミノ酸の界面活性剤(例)・・・ラウロイル、ココイル、ベタインなど
両性界面活性剤(例)・・・アンホ、ベタインなど
・無添加のもの
着色料、香料、防腐剤が添加されていないもの
・アレルギーテスト済のもの
アレルギーテスト済の表記があるもの
赤ちゃんを迎えるための準備で忙しいプレママたち。マタニティライフが少しでもウキウキ楽しい時間になりますように!
美容師 田端
今回は赤ちゃんのシャンプーと大人用のシャンプーの違いについてご紹介させていただきました。
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