ヘアドネーションってご存知でしょうか?
簡単に説明すると髪の毛を寄付する活動のこと。
カットした髪の毛を団体に寄付し、その髪を使って医療用ウィッグを作るという誰でもできるチャリティー活動です。
近年芸能人の方がこのヘアドネーション活動に参加されたり、いろんなメディアに取り上げられ、徐々に活動の輪は広がっていっています。
ですが、
まだまだヘアドネーションを多くの方に知ってほしい!
ヘアドネーションが当たり前に行われる世の中になってほしい!
美容師 田端
今までヘアドネーションを知らなかった方
ヘアドネーションに興味がある方
ぜひご覧ください!
・髪の毛を寄付する方法
・日本にあるヘアドネーション団体
この記事は美容師が監修しています。
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ヘアドネーションとは誰でも参加できる寄付活動です!
まずはじめにヘアドネーションとはどんな活動なのかついて、紹介させていただきます。
ヘアドネーションとは最初にも紹介しましたが、髪の毛を寄付する活動のことです。
ヘア・・髪の毛
ドネーション・・寄付する
「髪の毛を寄付してどうするの?」
と思われる方もいるかもしれませんね。
寄付された髪の毛は、ヘアドネーション団体を通じて医療用ウィッグを作成し、子供にプレゼントされます。
引用:Wikipediaより
Wikipediaでもこのように紹介されていますね。
ヘアドネーション団体のJapan Hair Donation & Charity(通称ジャーダック)では、ヘアドネーションについての想いをこのように紹介しています。
「病気になる」「髪を失う」ことは、誰のせいでもありません。
にもかかわらず、それがきっかけで子ども自身の生活に支障をきたすことがあるなら、それは非常に残念で悲しいことです。たとえば、学校で勉強したり、同じ年頃の子どもたちと一緒に過ごしたりするのは、子どもの成長・発達には必要不可欠ですが、髪がないことによって、そこへ参加するのが著しく困難になることもあります。
もちろん、ウィッグをつけさえすれば、すべてが解決するわけではありません。
それでも、髪を失った子どもたちがウィッグをつけることで治療に前向きになったり、普通の何気ない日常を送れるようになったりするなら、それはQOL(生活の質)の向上といえるでしょう。私たちはぜひ、その力になりたいのです。
引用:JHD&Cとは?(一部抜粋)
実は、医療用ウィッグで流通しているのはほとんどが大人用のウィッグなんです。
子供の頭のサイズに合う医療用ウィッグを作る場合は、フルオーダーメイドになるので価格は30〜50万円かかるとも言われています。
また子供の成長に伴って、ウィッグのサイズも変わるのでまた新たに医療用ウィッグを購入しなくてはいけません。
ウィッグ代は大きな負担となります。
その負担をなくし、その子の頭にあった医療用ウィッグをプレゼントする活動がヘアドネーションなんです。
美容師 田端
ヘアドネーションに参加したい・髪を寄付したい方は美容室で!
「じゃあヘアドネーションに参加したい時はどうすればいいの?」
とよくご質問をいただきます。
寄付する髪の毛は、自分で切っても美容室で切っても大丈夫です。
美容師 田端
自分で髪の毛を切る場合は、切った後のヘアスタイルに困りますよね?
ヘアドネーション団体によっては、団体のWEBサイトで「ヘアドネーション賛同理・美容室(サロン)」という風に、美容室が紹介されています。
このような賛同理・美容室では、ヘアドネーションの活動を理解してくれているので、最初から最後までスムーズに進めることができます。
寄付する髪を切った後にそのままショートヘアスタイルにカットもしてもらえるので、安心ですよね。
賛同サロンによっては寄付する髪の毛をヘアドネーション団体に送ってくれるサロンもあるので、一度お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?
美容師 田端
と電話でお伝えするだけでOKです!
後ほどヘアドネーション団体のサイトを紹介するので、そちらの賛同理・美容室をチェックしてみてください。
髪を寄付する方法は簡単!ヘアドネーションの流れ!
それでは具体的にヘアドネーション活動の流れを紹介していきましょう。
今回紹介する方法はヘアドネーション賛同理・美容室で行うヘアドネーションの流れです。
ヘアドネーション活動に参加をするときの参考にしてくださいね。
①ヘアドネーション賛同理・美容室に連絡する
先ほども紹介しましたが、ヘアドネーション賛同理・美容室でカットをする方がヘアドネーションがスムーズにできます。
まずはヘアドネーション賛同理・美容室に予約の電話をしましょう。
もちろん予約だけではなく、ヘアドネーションに関する質問などのお問い合わせでも構いませんよ。
予約をするときは、カットの予約だけではなく「ヘアドネーションをしたい」ということを美容師さんに伝えておきましょう。
②実際にカットしてもらう
実際に来店し、カットをしてもらいましょう。
はじめに寄付する髪の毛をバッサリ切ってから、希望のヘアスタイルのカットに進みます。
このときにどんなショートヘアスタイルにするかを考えておいてくださいね。
たまに自分のヘアスタイルをどうするか考えることを忘れられている方もいらっしゃいます。笑
美容師 田端
③寄付する髪の毛をヘアドネーション団体へ送る
バッサリと切った髪の毛はヘアドネーション団体に送りヘアドネーションは完了です。
賛同理・美容室によっては、髪の発送の代行をしてくれるところもあります。
そちらもあらかじめ確認しておくと良いですね。
ご自分で発送する場合は、寄付先のヘアドネーション団体の宛先に送ってください。
団体によっては、ドナーシートの記入を必要な場合もあります。
どのように寄付する髪の毛を発送すると良いのかなどの発送方法については、それぞれの団体の公式WEBサイトをご覧ください。
ヘアドネーションができない髪の毛の条件とは!?
実は髪の毛といってもどんな髪でも寄付できるわけではないんです。
・31cm以上の長さの髪の毛
(団体によっては15cm以上)
・カラー・パーマをしていてもOK
・白髪でもOK
と年齢・性別・国籍関係なく基本的に長さの基準さえクリアしていれば、髪の毛は寄付することができ、医療用ウィッグの作成に使用できます。
しかし、1つ寄付できない髪の毛があるんです。
それがダメージがひどい場合。
引っ張っただけで簡単に切れてしまうような、ダメージを受けている髪の毛は寄付はできません。
美容師 田端
髪の毛を寄付する方に知っておいて欲しいこと!
ヘアドネーション活動をされる方に、知って欲しいことがあります!
それが「ちゃんと団体の規定に沿った長さの髪の毛を送ること」
日本で活動されているヘアドネーション団体はいくつかあり、寄付を受け付けている髪の長さがそれぞれの団体で違います。
31cm以上の長さの髪を受け付けている団体がほとんどですが、中には15cm以上の髪の長さから寄付を受け付けている団体があります。
現在ヘアドネーションに参加したということをネットなどで多くの方が発信されていることで、
15cm以上のヘアドネーション
31cm以上のヘアドネーション
それぞれの場合のヘアドネーション活動が紹介されており、情報が混乱し間違って伝わっているということが起こっているんです。
髪の毛を寄付する際は、団体の受け付けている髪の毛の長さをしっかり確認して送っていただけるようにお願いいたします。
こちらで寄付する髪の毛の長さについて詳しく紹介されています。
ぜひご覧くださいませ。
日本で活動されているヘアドネーション団体をまとめてご紹介します!
もともと、ヘアドネーションはアメリカのボランティア団体から始まった活動ですが、日本では現在4つのヘアドネーション団体があります。
(2019年9月現在)
もちろん、どの団体も子供に医療用ウィッグをプレゼントするというヘアドネーションの活動自体に変わりはありません。
ですが、寄付できる髪の毛の条件など少し違う部分もあるので、それぞれの団体について簡単に紹介したいと思います。
NPO法人 JHD&C(ジャーダック)
画像引用:JHD&C(ジャーダック)
日本で活動されているヘアドネーション団体の中で、一番大きな団体がNPO法人 JHD&C(ジャーダック)です。
ヘアドネーションという活動を日本で広めた団体としても、様々なメディアでも紹介されています。
賛同理・美容室も多く、ヘアドネーションの活動に参加しやすい環境を作ってくれている団体です。
ヘアドネーションに対する想いもサイトで紹介されているので、ぜひそちらもご覧になってください。
NPO法人 HERO
画像引用:NPO法人 HERO
2016年からヘアドネーション団体として活動しているのがNPO法人 HERO
こちらも賛同理・美容室が多い団体の1つですね。
またWEBショップも運営しており、そこでグッズを変えたり、寄付金として募金することも可能です。
ヘアドネーションの流れを画像付きでわかりやすく紹介されているページもサイトの中にあるので、こちらもよかったら参考にしてくださいね。
つな髪
画像引用:つな髪
こちらは女性用ウィッグを製造している会社が運営している、ヘアドネーション団体「つな髪」です。
今回紹介するヘアドネーション団体の中で、唯一15cm以上の長さの髪の毛を寄付することができることも特徴ですね。
短い髪の長さでも参加できるので、ヘアドネーションを初めてする際のハードルが低く活動に参加できます。
女子高生ヘアドネーション同好会
画像引用:女子高生ヘアドネーション同好会
最後に紹介するのが、群馬県の女子高生が中心となって、活動しているヘアドネーション団体「女子高生ヘアドネーション同好会」です。
団体に寄付された髪の毛は、ウィッグ販売を行なっているアートネイチャー社に渡され、ウィッグを作成するという流れでヘアドネーションを行なっています。
InstagramやTwitterなどのSNSでも、活動の詳細や実際に子供にウィッグを届ける様子なども紹介されています。
髪の毛を寄付していただいた方全員に、直筆のお礼のお手紙を書いていただけるとのこと。
美容師 田端
ヘアドネーション団体について簡単に紹介させていただきました。
ぜひそれぞれのWEBサイトをご覧になっていただきたいと思います。
髪の毛の寄付だけではなく、ヘアドネーション団体へ募金活動もできます
「ヘアドネーションをするには髪の毛の長さが足りない!」
そんな方でもヘアドネーション活動を支援することができます。
それがヘアドネーションの団体に募金をするということです。
ヘアドネーション団体は、ボランティア活動なので募金を募集している団体もあります。
(募金を募集していない団体もあるので、サイトを参考にしてください)
またヘアドネーション団体によっては、ボランティアで作業を手伝ってくれる方を募集している団体もあります。
髪の毛を寄付しなくても、ヘアドネーション活動に参加・支援することが可能です。
当社のショッピングサイトは売り上げの一部をヘアドネーション団体に寄付させていただいております
当社が運営しているショッピングサイトGlobal Beauty Japanでは、売り上げの一部をヘアドネーション団体に寄付させていただいております。
美容師 田端
こちらの記事でその想いをまとめさせていただいているので、こちらもよかったらタップしてご覧になってください。
ヘアドネーションがもっと広がってほしいと考えています
美容師 田端
世の中には、医療用ウィッグを待っている子供がたくさんいます。
ヘアドネーションが認知される今まで、美容室で切った髪の毛はゴミとしてまとめて捨てられていました。
ただ今はヘアドネーションという活動を通じて、その切った髪の毛を使って子供達に喜んでもらえる、ハッピーを与えることができます。
とても素敵な活動だと思いませんか?
本当にヘアドネーションという活動は素晴らしいことだし、もっともっと広がって欲しいなと思っています。
今すぐに僕に何ができるか考えたときに、まず情報を発信して多くの方にヘアドネーションを知ってもらうことだと思いました。
こういった想いもあって、今回はこのような内容のブログ記事を書かせていただきました。
ここまでこの記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事を読んでいただいたあなたには
・ヘアドネーション団体の公式サイトやSNSをチェックする
・ご自身がヘアドネーションの活動に参加する
・周りの方にヘアドネーションについて教えてあげる
・この記事をSNSでシェアする
など、なんでも構いません。
ヘアドネーションという活動を知っていただき、1人でも多くの方に広めていただけるととてもありがたいです。
美容師 田端
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上(ヘアドネーションとは?髪を寄付する方法と活動団体を紹介します!)でした。
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